日本ハム中田翔内野手が4年ぶり3度目の打点王を決定的にした。この日、楽天浅村が104打点で全日程を終了。107打点でトップの中田は3位以下に20打点以上の差を付けており、16年以来の打点王奪還が確実となった。
本塁打王争いでは浅村に1本差の31本塁打で2位。チームのシーズン最終戦となる9日ロッテ戦(ZOZOマリン)で1発が出れば、初の本塁打キングとともに打撃2冠を手にする可能性が高まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a200528813e9aa90cbfcbc39ec387f23e4d22962
11/7(土) 21:31配信
(出典 www.nikkansports.com)
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成績
(出典 Youtube)
【歌詞付き】北海道日ハムファイターズ 中田 翔 応援歌
【話題】 東京キー局が野球中継を見放した根本的な理由
時代を変えたサンテレビ
「巨人、大鵬、卵焼き」という言い回しを、以前はよく耳にした。子どもが好きなものを、3つそろえて並べた慣用表現である。小さい子は、たいてい卵焼きが好き。大相撲やプロ野球では、強い横綱大鵬や読売巨人軍を応援する。それが児童たちの常であると、この文句はつげていた。1960年代の、はやり言葉でもある。
大鵬や読売ジャイアンツの人気は、よく優勝する、群をぬく力に根ざしていただろう。だが、読売球団への広い支持は、テレビの放映によっても、ふくらまされていた。事実、1960年代の民放は、読売戦以外の中継を、ほとんどしていない。テレビの画面で見るプロの試合は、ほぼ読売対どこそこという組み合わせに限られた。
ジャイアンツの試合ばかりが、受像機から流れてくる。そのせいで、ひところは、野球好きの半数以上が、このチームをひいきにした。大人も子どもと変わらず、読売に声援を送ったものである。
大阪や神戸、そして阪神間においても、事情は変わらない。地元の阪神タイガースへ心をよせる者は、それほどいなかった。関西人であっても、野球愛好者の情熱は、おおむね読売にかたむいていたのである。
様子が変わり出したのは、サンテレビが阪神戦の放映にふみきってからだろう。
1968年に設けられた同局は、放映ソフトの獲得と拡充に苦慮していた。早朝から深夜までの放映をどう成り立たせるかに、なやんでいたのである。地元球団である阪神の、全試合完全中継へ乗り出したのも、そのためにほかならない。阪神戦は、おおげさに言えば新設UHF局の巨大な埋め草として、浮上したのである。
東京キー局は、なぜ野球中継を見放したのか
今につづくプロ野球、職業野球のリーグ戦は、1936年に始まった。その仕組みをととのえたのは、東京巨人軍をひきいた読売新聞である。プロ野球そのものも、読売新聞が手がける興行だと、当時はみなされた。読売以外の新聞は、だから試合の結果などをほとんど伝えていない。
戦後にプロ野球人気が高まってからは、やや様子が変わり出す。読売以外の新聞も、紙面をさくようになっていく。
とはいえ、他紙の報道も、人気の高いジャイアンツを中心にすえつづけた。テレビの時代になっても、読売グループの日本テレビが、このチームを盛りたてている。ほかの地上波各局も、それに追随した。おかげで、ジャイアンツの人気は、ますます高まっている。
関西圏では、1969年に放送を開始したサンテレビが、事態を変え出した。同局が始めた阪神戦の中継は、地元で阪神ファンをふやす、その起爆剤になっている。今では、関西でくらす野球好きの多くが、阪神を応援していると、前に述べた。
しかし、こうした現象は、関西圏以外でもおこっている。中部地方や中国地方でも、中日ドラゴンズや広島カープが、ファンをふやしていった。
20世紀の終わりごろには、地方局が地元のチームを、いっせいに後押しする。放映権料の高い読売ではなく、コストがかからない地元球団の試合の放映に、ふみきった。これにあおられ、地元にチームのある野球好きは、そちらへ心を寄せようになる。読売への気持ちは、払拭して。
野球に関するかぎり、各地の地方局が、地元の自立をうながしたのだとみなしうる。関西圏の阪神ファンも、この全国共通といってよい趨勢によって、大きくふくらんだ。そこに、関西や大阪の固有性は、量的な面を別にすれば、見られない。
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この傾向は、全国的に読売のひいき筋を減らしている。かつては、読売対どこそこの中継を見たい読売ファンが、圧倒的な多数をしめていた。読売戦が全国ネットで高い視聴率を獲得したのは、そのためである。読売への一極集中こそが、野球放送を地上波の優良ソフトたらしめていた。
しかし、今は野球好きの想いが、各地の地方球団へ分散されている。もう、どの球団も、全国ネットで視聴者を広くひきつけることは、できなくなった。
読売球団が自らの放映権料を、早い段階で下げておれば、事態は変わっていただろう。読売の対戦カードは、もう少しテレビの中で延命しえたかもしれない。しかし、球界の盟主を自負するジャイアンツに、安売りのふんぎりはつけられなかった。
東京のキー局が、野球中継を見放したゆえんである。
https://toyokeizai.net/articles/-/386185
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