相手打者が最速153キロの伸びのある直球に振り遅れ、変幻自在に動く変化球に戸惑った。制球も抜群…。ロメロが圧巻の日本デビューだ。
「90%のデキだったよ。でも、まだ日本の小さいボールにまだ慣れていない。開幕までに、しっかり練習するよ」
相手は3月29日の開幕戦(横浜)でぶつかる。開幕投手候補の1人、笠原が3回4失点と打ち込まれた直後の六回にマウンドに向かった。「相手のことは考えていなかった」。
2死から大和に中前に運ばれたが、後続を打ち取ると、七回は売り出し中の神里を見逃しで、D2位・伊藤裕季也内野手(立正大)は空振り三振。ともに迫力満点の直球で、この日の最速は153キロ。カーブ、チェンジアップ、カットボールも効果的だった。
昨季チームでただ1人2桁勝利(13勝)を挙げたガルシアが阪神に移籍。中南米リーグを視察した前監督の森SDが「日本で成功する可能性を秘めている」とほれ込んだ左腕だ。驚きの声をあげたのはネット裏にいた阪神・嶋田スコアラーだった。
「中日は外国人を獲るのがうまいね。ガルシアよりも球威、制球力ともに上」。さらに「実力は(ガルシアと)どっちが上か?」と問われると「それは僕の口からは言えんやろ…」と言葉を詰まらせた。
「3・29」でロメロを起用する可能性について与田監督は「ロメロだけじゃなく、みんなにチャンスがある」と話すにとどめたが、助っ人は「監督、コーチが『開幕に投げてほしい』といえば、投げるつもりだ」と鼻息が荒い。
日本に向かう飛行機の機内食で出されたしょうゆラーメンを食べて「すっかりはまった」という順応性抜群のカリビアン。虎の007に腰を抜かせた勢いで、ジャパニーズドリームをつかむ。 (三木建次)
ロメロについてDeNA・ラミレス監督
「1つ言えるとしたら『球が速いな』いうのが目についた」
ロメロについて、巨人・中里スコアラー
「余力はまだあると思う。直球、変化球ともに、要所要所で(投げ分けて)抑えられていた。他の投手がピリッとしなければ開幕投手もあるんじゃないですか」
https://www.sanspo.com/baseball/news/20190224/dra19022405030001-n1.html
ここ数年の森繁ガチャはガチ
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