◆ 選手の「酷使」や保護者の「お茶当番」――縮小する少年野球が抱える課題
「小さい子どもが投げ過ぎて手術を受けている」――。
今年1月、横浜DeNAベイスターズ・筒香嘉智選手の記者会見での少年野球に対する問題提起は、野球関係者のみならず社会に衝撃を与えた。
少年野球における選手の酷使、保護者の「お茶当番」という「ボランティア」の強制。
関係者の証言を集めた。(ライター・菊地高弘/写真・遠崎智宏/Yahoo!ニュース 特集編集部)
■ 現役プロ野球選手の問題提起
日本プロ野球を代表する現役のスター選手によって、野球界の悪弊が白日の下にさらされた。
2019年1月25日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手(27)が記者会見を開いた。
外国メディアを中心とした約100人の報道陣を前に、筒香選手はジュニア年代の野球現場の問題点を訴えた。
「小さい子どもたちが野球をやりたいのにもかかわらず、無理をし過ぎて手術をしたり、けがをして野球を断念したというケースを僕自身も何度も見てきました」
「親はお茶当番があるので、子どもたちとどこかへ出掛けたり、お母さんは自分がしたいことも何もできないという声がありました」
多岐にわたる筒香選手の問題提起のなかで、とくに大きな反響があったのは次の2点だ。
一つは子どもの健康に害を及ぼす指導者や運営上の問題。
もう一つは「お茶当番」に象徴される保護者の負担である。
■ 笑いながら「治ればまたできるじゃん」と言った指導者
小学4年のとき、Aさんの息子に異変が起きた。
利き腕のヒジに痛みを訴えたのだ。エース投手だった息子は登板過多がたたり、ヒジを疲労骨折していた。
治療を経て、回復した後にチームに復帰したものの、息子の起用法はまるで変わらなかった。
「1試合90球以上を投げて、負けた試合後に練習があるんですけど、そこでも全力で投げさせられる。
『痛い』なんて言える雰囲気じゃないんです。でも、マウンドで息子はヒジを気にするそぶりをしてアピールするんですが、全然代えてくれなくて……」
結果、息子は2度目のヒジの疲労骨折と診断される。
息子を伴って報告に訪れたAさんは、チームの指導者からこんな言葉を掛けられる。
「ヒジが痛いって言ったって、治ればまたできるじゃん」
この言葉を聞いた瞬間、Aさんは血の気が引く思いがしたという。
「半笑いで軽く言われて……。それで目が覚めました。息子に2回も骨折をさせてしまって、親として本当に申し訳ない。こんなチームに入れて本当に後悔しています」
Aさんの息子の話は、決して特殊な事例ではない。
近年、神奈川県で野球競技人口の増加を目指した取り組みを続ける、慶應義塾高校野球部前監督の上田誠さん(61)はこう警鐘を鳴らす。
「旧知のスポーツドクターによると、神奈川県内だけで年間20人の少年野球選手がヒジの手術をしている状況なんです」
■ 選手は減っているのに試合数が増えている
スポーツドクターから「このままじゃ少年野球は潰れますよ。でも、医療関係者が発信するだけでは伝わりません」と進言された上田さんは、突き動かされるように神奈川県内の少年野球の実態を調査した。
そこには驚きの現実があった。
「多いチームで年間200試合近くこなしているんです。なぜそんなに多いのかといったら、CSR(企業の社会的責任)の一環でいろんな地元企業が少年野球の大会を開くからなんです。
ローカル大会がたくさんあるから、選手たちは1日に三つの大会をハシゴすることもある。球数制限などの規定は大会ごとにありますが、それぞれ別の大会だから同じ投手が投げている、なんてこともあるわけです」
小・中学生の野球競技人口(軟式・硬式の合計)は2007年の66万3560人から、2016年には48万9648人まで減った。
上田さんによると、神奈川県内で2010年に2000あったチームが2017年には800まで減っているという。
選手数が減っているのに、試合数は多い逆転現象。投げ過ぎで故障する選手が続出するのは、必然と言える。
とくに成長期のスポーツ選手に起こるやっかいなヒジの病気は「離断性骨軟骨炎」だ。
横浜南共済病院の山崎哲也スポーツ整形外科部長に、その危険性を解説してもらった。
「床を歩いていて、表面上は問題ないように見えるんだけど、土台が腐っている。ある日、ジャンプをすると床がバキッと抜ける。それが骨に起きているんです」
※記事を一部引用しました。全文はソースでご覧下さい。
Yahoo!ニュース 2019/4/18(木) 9:46
https://news.yahoo.co.jp/feature/1304
>>1
この大会は勝ったら賞金が出るの?
>>1
野球離れてはなく
野球が今の時代から離れていった
野球から寄っていくしかない
>>32
それ「野球」をテレビとか新聞に置き換えてもハマるな
>>1
お茶当番が野球にしかないと思ってんのかよwww
>>5
野球なんてマイナースポーツ誰もやらない
>>6
ブラック企業と同じかw
じゃあ野球は18歳以下禁止にしたらいいじゃん
いま往年の名作プレイボールの続編の連載してるけど
昔はぜんぜん気にならなかったけど谷口ってこういう性格だよなwwwww
野球ってサイコ エキサイトしちゃう~♪
コーチや監督は自分達が正しくて親の精神がだめだと考えてるから変わらない
関わらないのが一番
神奈川とかどこの田舎だよ
東京23区住みだがやきうしてる少年なんていないぞ
新潟県はなんで球数制限やめたし
村田兆治なんて壊れるイメージがなかったな。引退後でも150kmくらい
投げてたし。やっぱマサカリは理にかなってたんだろ
>>80
現役時代にトミージョン手術してるよ
教員が指導なり監視する校内活動の一環ならともかく
地域のクラブなんて声のでかいただのおっさんが勘違いしてやってるのだって少なくないから、今後ライセンスでも作ってクラブに1人以上を必須にすればいいんだよ
選手が減ってるのに試合が増えてるってどういうこっちゃ?
需要が無いのにやってんのか?
少年野球の監督って毎日夕方くらいから指導するイメージあるけど
みんな無職なんだろうか・・?
少年野球はまわりの大人が一番楽しんでると思う。
今は改革の好機だと思うけどな
野球人口激減してるんだから改革しやすいだろ
>>89
プロ野球は観客動員がうなぎ登り で現在逃避してる奴らやで
野手は毎日試合できるのに、投手は酷使といわれる
単純に野球はポジションで労力が偏りすぎるよ
何でもかんでも投手によりかかり
団体競技としておかしいよ
打順も9人で交代するんだから、投手も三人で交代ぐらいすればいいのに
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