(出典 tabizine.jp)



1 ひよこ ★ [BR]

https://mainichi.jp/articles/20200616/k00/00m/040/065000c
毎日新聞2020年6月16日 11時20分(最終更新 6月16日 11時20分)



(出典 cdn.mainichi.jp)

冷やした夏用布マスクを販売する自動販売機=岡山県倉敷市児島味野2で2020年6月4日午後2時2分、益川量平撮影


 岡山県倉敷市児島地区にある「児島ジーンズストリート」で、冷やした夏用布マスクを売る自動販売機が人気を呼んでいる。冷気は持続しないが、洗って繰り返し使えるといい、ピンクや青、緑、グレーなどのものが、大きさごとに400円~850円で販売され、売り上げは多いときで1日約300枚に上るという。マスクは外側にガーゼ、内側にシルクを使った構造で、ポリエステルや不織布で作られた標準的なマスクよりも涼しく、蒸れが少ないという。

 自動車シートの縫製などを手がける「渋谷商店」(同市児島下の町4)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月下旬に自動車用シートの受注が止まったことを受け、自社の縫製技術を生かした販売マスクの生産に乗り出した。緊急事態宣言解除後も同シートのラインは約3割しか稼働しなかった一方、マスクに人気が集まったこともあり、5月中旬から冷やしての販売を始めた。

 マスクを購入しに来た倉敷市の無職女性(83)は「しばらくマスクが必要になると思うので、夏らしいものがほしい」。渋谷敏夫社長は「気軽に購入できると好評を博している。需要に応じて続けるつもり」と話している。【益川量平】