野球解説者の山田久志さんが、11月24日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演し、プロ野球選手の第二の人生について語りました。
長くプロ野球の現役生活を続けて頂点を極めた山田さん。いわゆるセカンドキャリアについてはどう考えているのでしょう?
野球に携われればいいけど
「自分がプロという最高のレベルでやってきたので、何かの形で野球に携わっていけると一番幸せだと思います」と山田さん。
1984年まではプロアマ規定により、プロ野球選手がアマチュア選手を指導することはできませんでした。
現在は規制が緩和され、講習を受ければ指導できるようになっています。
山田「高校、大学、社会人に加えて独立リーグも出てきたから、プロ野球のユニフォームを*も、もう一度野球に関連したことができる可能性はだいぶ広がりました。
とはいえ、全員がそういうわけにいかないんだよね。ある程度、実績を残さなかったらなかなかお呼びがかからないので」
こどもたちの指導者不足
山田さんは、現在ボランティアで「ヤングリーグ」(全日本少年硬式野球連盟)の会長を務めています。
甲子園を目指す中学までのこどもたちの硬式野球のチームは、全国に千単位あるそうです。ところが指導者が不足しているということです。
山田「小学校高学年から中学校、高校時代は一番大事な時でしょ?ここで教えるのは本当の基本中の基本です。取り組む姿とか野球選手になるための考え方とかを教える人がいない、というのは非常に不幸なことなんです」
指導者として、その指導だけで生活できるビジネスになっていけばいいのですが、なかなか難しいようです。しかし、徐々に子供たちのスポーツをバックアップする企業が増えてきたということです。
山田「そういうことがもっと前面に出てくれば、復帰して指導しようというプロ野球選手は結構いますよ」
飲食店を経営する人
一方、引退後に野球から離れて独立起業する人もいます。
昔であれば、焼き肉店、焼き鳥店などの飲食店経営に乗り出す人が多くいました。
山田「店に顔を出しに行くんだよね。しかし何回も何回も行けるもんじゃないのよ。みんな、頑張ってやってるんだけど、焼き鳥、焼き肉、毎週毎週食べに行けない*。
そうなってくると、だんだん遠ざかっちゃう。
野球選手やってて商売を上手に切り盛りするのは難しい。自分がオーナーで、誰かに任せるのが良いんだろうけど、それで成功するのも、これまた難しい*」
山田さんが見てきた経験によれば、飲食店経営はなかなか難しいようです。
山田「選手時代に、あいつはなかなかいいヤツだったぞとか、あいつはしっかりしてるぞということがわかれば、就職先ってあるけどね」
選手時代にできた人脈を頼って就職するパターンもあるそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181128-00010000-cbc-base
11/28(水) 10:01配信
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プロ野球選手って引退したらどうするの?山田久志が語るセカンドキャリア
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