2020年03月
<デーブ・スペクター>「日本がオリンピックを美化するのはテレビのせい」スポーツ中継にタレントを起用する不思議
<東京五輪の延期が発表されたが、テレビがオリンピックを「国民的行事」として盛り上げるのは日本特有の現象なのか。日米のテレビ業界に詳しいデーブ・スペクターに独占インタビューした。
「日本のテレビはアマチュア選手をよいしょしすぎ」そして「松岡修造はあのテンションを維持できるのか」>
――東京オリンピックの開催延期がついに決まったが、デーブさん自身は東京五輪を楽しみにしていたか。
していない。そもそも何のためにオリンピックを開催するのかが良く分からない。純粋にスポーツの大会だとしたら、3時間の開会式なんていらない。他のスポーツの世界大会でそんなことやっていない。
(人気ミュージシャンが30分近くパフォーマンスを行うNFLの)スーパーボウルのハーフタイムショーはあるが、あれはCMを入れなきゃいけないし休憩が必要だからで、本来、スポーツ競技の大会に大げさな開会式なんていらないだろう。
平和のための開会式だというが、オリンピックを開催して世界のどこが平和になっているというのか。24時間テレビと同じだ。やっても地球は救われていない。
現代のオリンピックは、美化されていて、白々しさがある。お金もかかりすぎだし、若者をつなぎとめるために種目を増やしたりと、無理してやっていると思う。
僕は、各種目の世界選手権があれば、それだけでいいと思う。少なくともオリンピックは、こんなにお金をかけずに縮小すべき。
――日本とアメリカで、オリンピックに対する関心の高さに違いはあるか。
日本においても、みんなが本当に興味を持っているのかという分析はされていないと思う。「興味を持て」と言われているように感じるし、ラグビーW杯と一緒でにわかファンもいるだろう。
始まってからは特に、話題になっているので見ないと悪いなと思ってしまう。
日本の場合はテレビ各局が持ち回りで放送するので、NHK含め各局で盛り上げないといけない。人気タレントを使ったりして。
オリンピックを持ち上げる番組を作ってずっとプロモーションするので、応援しなきゃいけない空気になっていく。
2020年3月28日(土)20時00分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2020/03/post-92906.php
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(出典 www.newsweekjapan.jp)
<阪神>北新地の高級クラブから“来店拒否”「万が一にも感染させられたら一大事」
タテジマ御一行様は当面お断りです。阪神・藤浪晋太郎投手(25)ら3選手が新型コロナウイルスに感染したことで、大阪きってのネオン街・北新地からも“虎アレルギー”が強まっている。
平時は上得意であるはずの阪神ナインだが「万が一にも感染させられたら一大事」とばかりに来店を拒否する声が続々と上がっているのだ。コロナ不況の直撃に苦しむ夜の街の本音とは――。
藤浪、伊藤隼太外野手(30)、長坂拳弥捕手(25)の3選手が27日までにPCR検査で陽性と診断されたことを受け、阪神は全選手、監督・コーチ陣および球団職員に4月1日までの活動休止と自宅待機を指示。
だが、藤浪らと14日に会食した別の4選手らの“安否”も含め不安要素が多く、同球団は30日の緊急役員会議で活動休止期間の延長を決定した。休止期間は最短でも8日までになるとみられ、チーム再始動のメドは全く立っていない。
NPBも4月24日の開幕を目指す方向で一度は一致したが、今回の一件でこれも極めて厳しくなった。
日本のみならず全世界的にプロスポーツ、コンサート、演劇などの興行が活動自粛に追い込まれるなど“コロナ不況”が地球規模で暗い影を落としている。ネオン街も例外ではない。
大阪きっての繁華街・北新地の料飲協会の担当者は「全体的に見て、売り上げの前年同月比は50%以下。店によっては休日を増やしたり、出勤する女の子のシフトを間引くなどしていますが、極めて厳しい状況です」と語る。
平時ともあれば懐の温かい阪神ナインは店舗側から見ればお得意様。だが、今は文字通りの非常時だ。北新地の高級クラブでホステスとして働く女性は「私たちは職業柄、マスクを着用してお客様と接するわけにはいかない。
至近距離でお酒を一緒にしますし、店によってはカラオケもある。濃厚接触が前提のお仕事なんです。正直、今は阪神の関係者には誰にも来てほしくない。
(藤浪ら陽性が判明した3選手以外も)感染している可能性が高いわけですから」と声を潜めて語る。阪神は現在、全スタッフに外出・外食の禁止を通達しているが、仮にこれが解除されても「当面は来店は控えてほしい。
そうですね、少なくとも夏までは」と言う。
“黒服組”の男性スタッフも「我々がもっとも恐れているのは店から感染者を出してしまうこと。あるいはそのような噂が立ってしまうこと。
そういう意味では申し訳ないですが、感染の可能性が比較的高い阪神の関係者の方々は来店を控えてほしい」と悲痛な表情で話す。
虎ナインと夜の蝶たちが平和な日常を取り戻せるのはいつになるのか。先はまだ何も見えない。
2020年3月31日 16時30分 東スポWeb
https://news.livedoor.com/article/detail/18049517/
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(出典 image.news.livedoor.com)
阪神が活動停止延長「少なくとも2週間」谷本副社長
3選手の新型コロナウイルス感染が確認されている阪神が、チームの活動停止期間の延長を30日、決定した。すでに4月1日までの活動停止を決めていた球団は緊急役員会議を開き、新たに当面の活動停止を決め、首脳陣、選手、スタッフに通達した。チーム内で新たに体調不良や異変を訴える者は出ていない。
◇ ◇ ◇
阪神谷本球団副社長兼本部長はこの日の夕方、報道陣に対応し、緊急役員会議が開かれたことを明らかにした。議題の1つはチーム再稼働時期について。3月26日に4月1日まで1週間の活動休止を決めていたが、さらに当面の間、延長することを決定。「いったん1週間以上、7日以上というのは出しましたけど、きょう緊急役員会を開き、当面の間、現在の状況を継続ということを流しました」。監督、コーチ陣、選手、スタッフに通達された。
26日夜に藤浪、伊藤隼、長坂の新型コロナウイルス感染が判明。谷本副社長は、27日以降同様にこの日もチーム内に新たな体調の異変を訴える者はいなかったと説明した。一方で、なにより新たな感染者の発生を防ぐことが最も重要。活動再開については慎重に見定めなくてはいけないのが現状で、感染拡大防止のため停止期間延長が決断された。
チーム再稼働時期は決まっていない。ただ、谷本副社長は「少なくとも(27日から)2週間としておいた方がいいだろう、と。じっとしていることで新たな感染などが発生しないと思うので」とも。活動休止の初日である3月27日から2週間ほどであらためて再開時期について検討されるもよう。再稼働は最短でも4月9日以降となりそうだ。
球団では甲子園や鳴尾浜、さらに両球場の室内トレーニング場などの制限付き開放も模索していたが、活動停止期間中にはそれも控える方向。さらに、球団は4月1日までの予定だった球団事務所の臨時休業を同8日まで延長することを発表した。
首脳陣、選手、スタッフは原則自宅待機とし、不要不急の外出も控えるように指示されている。異例の期間は、さらに延びることになった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-23300703-nksports-base