「阪神4-2広島」(30日、甲子園球場)
怪物ルーキーがマルチ安打で4月を締めた。阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22)=近大=が無観客初戦となった五回、4月末までの球団新人最多打点を更新する19打点目の右前適時打。三回に左中間二塁打、七回には右翼フェンス際の打球を好捕するなど攻守で勝利に貢献した。両リーグ20勝一番乗りで貯金11。矢野阪神が5月も駆ける。
爽やかな風が吹く無観客の甲子園で、佐藤輝が両リーグ一番乗りの今季20勝目を引き寄せた。ドラフト制後の新人最多となる4月末までの8本塁打には届かなかったが、4月最終日をマルチ安打締め。テレビ越しの虎党が胸躍るような2本の快音を奏でた。
2点リードの五回無死一、二塁。カウント1-1から2球連続でボール球を見極め、九里が投じた外角ツーシームを引っ張り込んだ。打球は一、二塁間を破り、二走・大山が3点目のホームに生還。「追加点がほしい場面でチャンスでしたし、いいヒットだったと思います」。怪物新人は何度も手をたたいた。
これが今季19打点目となり、自身が持つ4月末までの球団新人最多打点記録を更新した。三回には左中間へ12打席ぶりのヒットとなる二塁打をマーク。また、七回の守備では右翼後方に上がった飛球をフェンスに激突しながら好捕するなど、攻守で勝利に貢献した。
兵庫県西宮市で育った佐藤輝にとって、同市内にある甲子園球場は幼少期から通い詰めた思い出の場所。歓声と怒号が飛び交うスタンドから声援を送り、プロ野球選手という大きな夢を描き始めた。
その聖地は緊急事態宣言が発令されたことを受けて、この日から無観客。「やっぱりスタンドにファンの方たちがいないのは寂しい。シーンとしているので。でも、テレビ越しでも元気をもらってくれるような、そういうプレーをしたいです」。静寂の甲子園を体感し、プロとしての自覚と責任は強くなった。
ここまで29試合に出場して打率・245、7本塁打、19打点。「開幕した時はピッチャーの攻めに苦しんだ時もありましたけど。だんだん慣れてきたところはありますけど、まだまだなので。これからもっと打っていけるように頑張ります」と前を向いた。
4月終了時点で2桁貯金があった年は2度。いずれも最終順位は2位だが、今年の虎には黄金ルーキーがいる。2位・巨人と2・5ゲーム差。5月も勝ち星を積み重ね、首位ロードをひた走る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d7a18f514a9165a019ffada016c3e51dc4f2bec
5/1(土) 6:00配信
阪神ドラ1佐藤輝 マルチで球団新人最多19打点 29試合 .245 7本 19打点 2盗塁
1 砂漠のマスカレード ★ :2021/05/01(土) 07:58:33.31 ID:CAP_USER9.net