屈辱の5位に終わった昨季から巻き返しを図る中日ドラゴンズが、昨季限りで阪神タイガースを退団した鳥谷敬内野手(38)の獲得に舵を切った。
松坂大輔と同じ一軍最低保証額の1600万円で契約し、2年後に指導者として阪神に送り出す“密約”情報も…。
引退回避に滑り込みセーフ!
プロ野球のキャンプインが2月1日に迫る中、阪神のレジェンド・鳥谷の去就が最終局面を迎えている。
阪神から引退勧告を受けながらも現役続行を希望し、自由契約の身となった“ミスタータイガース”。
退団当初はロッテ、ヤクルト、広島、横浜DeNAなどの複数球団が獲得に興味を示したが、4億円の高額年俸がネックとなり、具体的な動きはなかった。
そんな状況に、鳥谷は昨年末、関西テレビで放送された『こやぶるSPORTS大忘年会』に出演し「他の球団から声がかかるのを待っている状態」と説明。
「当然、声をかけてもらえればそこでやりますし、声がかからなければ辞めるという感じですね」と引退の可能性も示唆していた。
「巨人を戦力外になりながら現役続行を希望した村田修一は結局、NPBから声がかからず、独立リーグの栃木ゴールデンブレー*に入団、半年ほどプレーして引退した。
昨年、阪神を戦力外になった西岡剛も行き着いたのは栃木だった。
しかし、早大、阪神と常にスター街道を歩んできた鳥谷に、都落ちの選択肢はない。
すべての条件を取り払ってもNPBに留まり、阪神首脳を見返したい、その思いでいっぱいのようだ」(阪神OBの野球解説者)
そこに目をつけたのが中日だと、スポーツ紙記者が明*。
「中日は、年俸4億円だった松坂大輔投手を’18年、96%減という一軍最低保証額の1500万円(当時)で獲得。その時も契約したのは1月23日で、キャンプインが1週間後に迫った慌ただしい時期でした。
今回もまた、お得意の『閉店間際の買い叩き』で、前年の年俸4億円の鳥谷を一軍最低保証額の1600万円で獲得し、1月中に契約する準備を進めているのです」
これまで各球団が鳥谷獲りに尻込みしていたのは、鳥谷の代理人サイドが「年俸2億円、2年契約、シーズン80試合以上の出場機会」という高飛車な条件を示していたことにあったという。
しかし、鳥谷はそれをすべてゼロベースに戻した。
ただ、中日関係者によれば、「これだけは譲れない」との条件付き。それは阪神との友好な関係を保ち、将来の居場所に含みを持たせたのだ。
「引退勧告という冷酷な切り捨てをされたが、鳥谷は阪神と喧嘩別れしたわけではない。
現役引退後は阪神のコーチ、監督として縦ジマのユニホームを着ることを望んでいる。阪神の生え抜きで2000安打を達成したのは藤田平元監督と鳥谷だけ。
他球団でもうひと花咲かせ、指導者として帰還する鳥谷に期待するファンは多い」(前出・解説者)
そこで、「将来、阪神に戻れる環境を整えてほしい」と訴えているのだ。
その道筋をつけるべく阪神首脳と折衝しているのが、中日の元エースで、昨年の秋季キャンプから阪神の臨時コーチを務める山本昌氏。
1月8日には兵庫・鳴尾浜で始まった阪神の新人合同自主トレを電撃訪問し、視察に訪れた矢野燿大監督と情報交換。
現役時代は中日でバッテリーを組んだ仲で、気心は知れている。
http://dailynewsonline.jp/article/2162101/
2020.01.20 18:00 週刊実話
(出典 Youtube)
《阪神タイガース》 鳥谷敬ヒッティングマーチ ~ 甲子園
中日 鳥谷敬1600万円で獲得へ2年後に阪神復帰の密約説
-
- カテゴリ:
- 鳥谷敬